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Liverpool FC Transfer Centre Another Branch

Another Branch 別支店です。ちょいと試してみたいことがあり、立ち上げました。

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フランス4部クラブのオーナー就任へ



オーナー就任予定


フランス全国選手権2(4部相当)のブールジュ・フット18は、サディオ・マネがクラブの株式の半数を取得してオーナーに就任するとして下記の通りの声明を発表。

『ブールジュ・フット18は、サディオ・マネの支持を得られたことを誇りに思う。世界的なスター、サディオ・マネは現在の世界最高の選手の1人である。』

『プロフェッショナリズムと強い人間的価値観で知られるサディオ・マネは、地域フットボールのプロ化を促進するため、ブールジュ・フット18を通じてブールジュに貢献する。クラブを支援するという彼の決断は、現会長であるシェイク・シラによって始められた変革、そしてブールジュ・フット18が象徴する成長の可能性への彼の関心を物語っている。このコラボレーションは、クラブと街全体に新しくエキサイティングな活力をもたらすことが約束されている。』

『彼の到着は、ブールジュのクラブと地域全体を照らすインパクトを国内外に与える。イメージだけでなく、この2つの組織のパートナーシップは全国レベルでクラブを発展させ、若い選手を発掘することを目的としている。この活動は強い人間的価値観に基づいて行われる。これこそが、サディオ・マネがこのプロジェクトに参加する本質である。』




きっかけとマネの要望


マネが正式にオーナーとなるのは2024年1月からだが、なぜフランス4部クラブに関心を示したのか、フランスメディア L'Equipe によるシェイク・シラ会長へのインタビュー記事によるときっかけは2020年。

それまで存在したブールジュ18とブールジュ・フットが合併し、21/22シーズンからブールジュ・フット18として生まれ変わることが決定。

セネガル出身であるシラ会長が2021年からブールジュ・フット18の会長に就任したと知ったマネの関係者がマネ本人に伝え、同胞の活動に関心を示したマネが祝福のためにブールジュの街を訪れると、街を案内される中で街の価値観やセネガル人同士の繋がりを気に入ってと友人となった2人はクラブ運営について頻繁に話し合っていくことに。

これまでにも金銭的な支援を申し出ており、今年の夏にはフランスクラブの会計を監視・監督する責任を負う組織 DNCG(Direction Nationale du Controle de Gestion)との間で生じた財政的な問題の解決に協力。

2022年、シラ会長やブールジュ市のヤン・ガルト市長らが当時リバプールに所属していたマネに会うためにマージーサイドを訪れ、そこで行われた会談にてマネの要望をブールジュ・フット18が受け入れると保証したことで話が急速に進み、先週にはランスで行われた最終会議にてゴーサインが出た。

また、マネの要望について聞かれたシラ会長は下記の通りにコメント。

『クラブのプロジェクトが物事のビジョンに合致していること。我々は分かち合うこと、共に生きること、そしてセネガル との強い結びつきを促進させたい。例を挙げると、昨年にはセネガルに用具を送った。サディオもこのパートナーシップに参加する。』




現在の目標と今後の目標


同じく L'Equipe のインタビューによると、現在のシラ会長の目標は一先ず7戦を終えて1勝で14チーム13位と苦しむフランス全国選手権2に残留し、来季からリーグトップクラスの予算を組んでチーム再編を図ること。

今後の目標として思い描いているのは2030年までのリーグドゥ(2部)昇格までであり、今はクラブをプロ化するための基礎を築く時とした。

また、会長は、マネは資金援助こそすれど多額の投資をする訳ではなく、数年後にクラブを譲渡して大金を得る訳でもないとも話した。

とはいえ、全く投資しない訳でもなく、既にジョージアのディナモ・バトゥミから元セネガル代表として代表通算34試合12ゴールの記録を持つFWムサ・コナテ(30歳)、ナンシーからプロとして通算322試合に出場した経験のあるセネガル人DFマヨロ・エンドイエ(31歳)を獲得したほか、若いセネガル人選手の育成を試みるが急ぐことはしたくないとしている。


マネ自身のコメントと今後


マネ自身はブールジュ市庁舎で行われた会見にリモートで参加。

クラブ公式 Facebook にてライブ配信され、下記の通りにコメント。

『この3年間、市と協力してきた。我々はクラブを育て、組織化するためにここにいる。課題は計り知れないが、ブールジュの人々が関わり続けてくれれば目標を達成できると確信している。近いうちにブールジュを訪れることになると思う。』


今後の予定だが、シラ会長曰くサウジアラビアでのキャリアがあるため何とも言えない状態ではあるが、少なくとも今季中に1試合はホームで行われる試合を観戦することになっている。

2020年10月、シラ会長からサディオ・マネが話をしたがっていると言われたガルト市長が『冗談かと思った。』と笑ったこの計画も SM10 PRO BOURGES と銘打って正式にスタート。

人口50,000人の町の新興クラブがどんな道を歩むのか、注目したいところ。



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