The Athletic の公開記事 "Pepe Reina: Fears over ‘void’ in retirement, ‘regret’ on Liverpool exit, coaching ambitions" より、ペペ・レイナのインタビューのうちリバプールに関するコメントを抜粋。
一度赤に染まれば
リバプールでの8シーズンで177回のクリーンシートを記録し、323回のレイ・クレメンスと267回のブルース・グロベラーに次ぐ記録を保持。
更に、プレミアリーグでは異なるシーズンで20回以上のクリーンシートを記録した初の選手でもあり、これはアリソンとエデルソン以外は記録していないと考えればリーグ史上最高のGKの1人でたることは間違いない。
『一度赤に染まれば、ずっと赤いままだ(Once a Red, Always a Red.)。心と魂に足跡を残すクラブがある。クラブにも街にも一生感謝し続ける。』
『人々は素晴らしかった。キャリア最高の時期だね。チームメイトのおかげで、記録した数字はクラブやプレミアリーグ史上最高のものだ。』
届かなかったタイトル
加入初年度の05/06シーズンのFAカップ決勝はウェストハムとのPK戦を制して優勝、11/12シーズンにもカーディフとのPK戦を制してリーグカップを制した。
しかし、06/07シーズンのチャンピオンズリーグ決勝ではACミランに敗れ、08/09シーズンは2度しか敗れていないにも関わらず11度の引き分けが響いてかマンチェスター・ユナイテッドにリーグ優勝を奪われた。
『少なくとも1度のリーグ優勝に値したが、ユナイテッドが強すぎたね。シーズンを通して2度しか負けていないのに、それでは不十分だった。』
『リバプールの強みは彼らの人間性であり、彼らがどれだけリーグタイトルを望んでいたかを知っている。ユルゲン・クロップの下で彼らが成し遂げたことは信じられないほどのものだ。』
『ユルゲンの情熱とパーソナリティ、フットボールはどうあるべきかという考えが彼をリバプールに完璧にフィットさせている。彼がいかにフットボールを理解し、選手とのつながりを深めているかということだ。彼は人の能力を最大限に引き出す。彼の話を聞けば、常に多くのことを学ぶことができる。』
リバプール退団
リバプールには13/14シーズン終了まで所属していたが、その13/14シーズンはナポリへローン移籍していた。
当時、バルセロナ復帰が強く噂されたもののビクトル・バルデスが残留を選択したことで立ち消えとなったが、ブレンダン・ロジャーズ率いるリバプールは後釜として既にミニョレを獲得。
この際、リバプールがレイナ本人に告げずにナポリと合意していたなど若干の問題を抱えたこともあり、きちんとした別れを告げることなくリバプールを去った。
『あの時は傷ついたけど、それもフットボールだ。ブレンダンには、バルセロナに行かないならリバプールにいたいと伝えていた。退団の仕方は後悔しているけど、リバプールが私にしてくれたことは常に感謝している。リバプールで達成したことはとても誇りに思っている。』
アンフィールドに戻りたい
41歳という年齢や今季限りでの引退の可能性について言及するなど、現役生活の終わりが近づいている中で、ビジャレアルとリバプールが同じヨーロッパリーグで戦っている今季ならアンフィールドに戻るチャンスがあるのではないかと期待するコメントを残した。
『今季のヨーロッパリーグで我々の道が交わることを全身全霊で願っている。世界一幸せな男になるだろう。』
『選手としてアンフィールドに戻ったのはアストンヴィラ所属時の一度だけで、パンデミックに見舞われてファンが不在だった。とても大きなものを失ったと感じていたけど、まだ時間はある。引退するまでに実現できなかったら、ファンとしてスタンドに戻って雰囲気を楽しむよ。』
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