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Liverpool FC Transfer Centre Another Branch

Another Branch 別支店です。ちょいと試してみたいことがあり、立ち上げました。

ようやくの解放と親子の再会


ようやくの解放


コロンビアのラ・グアヒーラ県バランカスのガソリンスタンドでルイス・ディアスのご両親が誘拐されたのは10月28日のことで、警察の包囲網によりお母様シレニス・マルランダさんはすぐに解放されたものの、お父様ルイス・マヌエル・ディアス氏が長らく拘束されたままとなっていた。

誘拐を実行した反政府武装組織ELNは早い解放を約束しながらも拘束を続け、身代金交渉のための時間稼ぎとの噂が囁かれたほか、コロンビア国内や関係者の間ではELNがこれまでの経緯や安否について噓をついているのではと不安視する見方もあり、生存している証拠を家族が求めているとも言われていた。

11月9日にようやく解放され、家族のもとに戻ったが、コロンビアメディアSemanaの報道をもとに当日の流れを確認。

【9時45分】カトリック教会と国連の関係者には、解放地の座標が届いているとの情報が流れる。

【10時00分】バジェドゥパルのアルフォンソ・ロペス空港からヘリコプターが出発し、解放予定のペリハ山脈へ向かう。

【10時45分】カトリック教会と国連関係者がルイス・マヌエル・ディアス氏の解放を確認。



【11時40分】ヘリコプターにてバジェドゥパルの病院へ搬送。

【12時24分】コロンビアのペトロ大統領が電話を掛け、ルイス・マヌエル・ディアス氏と話す。

【13時34分】大勢の住民に出迎えられ、家族のもとに帰還。




解放に携わった司教のコメント


どれ程の恐怖を感じ、不安を覚えたのかは本人にしか分からないことだが、解放に携わったカトリック協会のフランチスコ・セバジョス司教のコメントをMirrorが報道。

『自由を奪われた人を目の前にすると、感情的になってしまう。私が彼に会ったのは、彼が歩いている道の上でだった。私は解放された彼を最初に目撃した人物であり、ハグをすると彼は泣き始めた。』

『とても感情的になっていたし、とても疲れた様子もあった。長い距離を歩くことを強いられたからだ。誘拐されたあとに2日間、更に加えて4日間め歩き続けなければならかったと言っていた。被害に遭ってからの13日間のうち、6日間は昼も夜も歩き続けたんだ。』


セバジョス司教曰く、お父様は警察や軍の救出活動が展開されていることは知りつつも、それに対するリスクも恐れていたそう。

『ヘリコプターがとても近く、すぐ近くに来たのを感じたと言っていた。それに怖さも感じていた。何故なら、軍が捜索を行い、ゲリラが隠れる時、被害に遭った人々が危険に晒される瞬間が来るからだ。彼は衝突が起きるのではと心配していた。』


また、お父様は解放後のインタビューにて『歩き過ぎてしまった』、『誰かが、私が置かれたような状況で山に入ることは望まない』、『難しい時期だった』と涙ながらにコメント。

なお、動画にて歩きづらそうにしているのは、誘拐されていた期間に歩かされ続けたことや、誘拐された際に負った怪我による炎症が原因ながら大事には至らないとのこと。


4人を逮捕


11月11日、誘拐に関与した4人を逮捕したとコロンビア警察が発表。



『リベルタド(自由)作戦の展開に於いて、ルイス・マヌエル・ディアスの誘拐に関与したとされる4人を捕らえた。司法長官室、技術調査チーム、イギリス当局との連携により、犯罪組織≪ロス・プリモス≫は解体された。』



DailymailMirrorによると、アンドリス・アルシデス・ボリバル・ボリバル、マルロン・ラファエル・ブリト・ボリバル、ブライアン・ハビエル・モラエス・サンフアン、イェルディンソン・ボリバル・ボリバルの4人であり、全員が地元の人間。

ちなみに、ロス・プリモス/Los Primosを和訳すると『いとこたち』となる。


家族の再会


本人の身にも危険が及ぶ可能性など、更なる混乱の発生を防ぐためにもイングランドに留まっていたルイス・ディアスだが、ワールドカップ南米予選を戦うコロンビア代表に招集され、更には無事に解放されたこともあって帰国。

11月14日朝、幼い娘ら家族を連れて故郷のバランキージャに到着し、お父様を含めたご家族と再会して互いに涙を流す様子が公開された。




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