サラーの代役
サラーの退団に備えて新たな選手を探すリバプールが、バイエルンのレロイ・ザネをナンバーワン候補としたと Mirror が報道。
レアル・マドリーからの関心もあるが、クロップがプレミアリーグに連れ戻したいと考えているとされ、ダルウィン・ヌニェス獲得に費やしたクラブレコードの8,000万ポンドを超える入札を用意。
今季も11試合7ゴールと好調であり、2020年にマンチェスター・シティから5,500万ポンドで引き抜いた選手の売却をバイエルンに考えさせるには、どうしても安くない金額が必要とされる。
しかし、サラーはサウジ・リーグの象徴的存在となるための移籍が確実視されており、前回の移籍市場閉幕直前にアル・イテハドから届いた1億5,000万ポンドのオファーを拒否したリバプールは、ザネ獲得の費用を賄うためにもサウジアラビアから更なるビッグオファーが届くことを期待。
また、Football Insider によると、クロップは同郷のザネをサラーの代役として素晴らしいポテンシャルを備えていると評価しており、その強い関心を恐れるバイエルンはザネとの新契約交渉を開始。
バイエルンは変わらずに右サイドで活躍するザネを失うことを望んでおらず、現在の契約は加入時に結んだ2025年夏までのものだが、新たに2028年までの5年契約を結びたい。
過去のコメント
マンチェスター・シティに所属していた2018年1月、シティ加入前にリバプールやユルゲン・クロップとも話し合っていたことを Guardian のインタビューにてザネ本人が明かしている。
『ああ、彼らとも話をしていた。ユルゲンも電話をくれて、話しかけてくれた。シティ加入前にね。ドルトムントで良い仕事をしていたし、彼がそこにいる時に会ったんだ。正直に言って素晴らしい人だし、リバプールでも上手くやっている。』
クロップはドルトムントを率いていた時にも獲得を望んでいたとの話題については
『そうだね。まだアカデミーにいた頃にシャルケから行けたかもしれない時期があったけど、ライバルに移ろうという考えは全くなかった。後悔はまったくない。とても幸せだ。ラヒーム・スターリング、ジョン・ストーンズ、カイル・ウォーカーなど、ここにはたくさんの友達がいる。みんな本当にいい奴らだし、楽しくて、笑いが絶えないんだ。』
シティが得をする?
上の項目で触れた通り、リバプールはザネ獲得のためにクラブ史上最高額となる金額を用意していると言われているが、これによりマンチェスター・シティに思いがけないボーナスをもたらす可能性がある。
マンチェスター・シティとバイエルン・ミュンヘンはレロイ・ザネの移籍金について合意。
バイエルンは1年以上前からザネを口説き続けており、4,900万ユーロと1,100万ユーロのアドオンを支払い、換算すると5,480万ポンドとなる。
シティが交渉で提示していた金額の2倍となる年俸2,200万ユーロ相当の5年契約を結ぶが、シティは10%のセルオン条項を取引に含めた。
8,000万ユーロを超える金額の10%であれば、最低でも800万ユーロ以上がシティに渡ることになる。
所属した4年間で2度のプレミアリーグを含む8つのタイトル獲得に貢献、当初のバイエルンの望みであった3,000万ユーロの2倍ほどの金額を引き出し、800万ユーロ=約12億円ほどの臨時ボーナスまでが見込まれるという、シティにとって笑いが止まらない結果になる可能性がある。
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