カルヴィン・フィリップス、1月にシティ退団へ？

夏にシティ退団へ？

イングランドメディア The i曰く、カルヴィン・フィリップスとマンチェスター・シティは1月に袂を分つ可能性が高い。

アーセナルとのビッグゲームなどに向け、ロドリの出場停止によって空きができたシティの中盤に割って入るのが自然な流れと思われたが、サイドバックが主戦場であるリコ・ルイスが優先して起用されたことが物語っていた。

夏の状況を知る情報筋によると現時点で最も可能性が高い選択肢は1月のローン移籍であり、既に多くの関心を集めている。

今季はフィットネスやコンディションに問題はないにも関わらず、出場時間はシティの総試合時間の10%ほどであり、ユーロ2024のメンバー入りを目指すフィリップスにとっては悩ましい問題。

サウスゲイト監督はオーストリア代表とイタリア代表との試合に向けて招集したものの、プレー時間が少ないことは理想的ではないと認めており、ユーロ2024に出場できるか否かは他の選手たちがレギュラーとしてプレーしているかどうかに左右される。

夏の関心と本人の希望

2022年夏にリーズからシティに加入したが、合流時からペップにオーバーウェイトであると指摘されるなど良いスタートは切れず、更には怪我の影響もあり、こなす試合が多かったはずのトレブルを達成したシーズンにも関わらず出場は21試合のみ、そして途中出場ばかり。

今季開幕前、当然のことながらリバプールをはじめとした中盤の補強を目指すクラブからの関心が噂されたものの、本人はあくまでもシティで戦う意思があるとコメントしていた。

『正直に言うと、シティに行く前から怪我を抱えていた。それが怪我を繰り返した主な理由の1つだ。シティはフルフィットネスに戻るために素晴らしい手助けをしてくれたし、メディカルスタッフに感謝したい。』

『ここに残る。トレブルを達成したばかりなのだから、去る理由がない。もしもプレーできないのなら考えなければならないが、12ヶ月が経って＂プレーできていないので出て行きます＂とは言えない。』

『今は何も心配することはない。今は何も心配することはない。身体は問題ない。来シーズンもハードワークを続けて、シティに戻ったらいい結果を出したいと思う。』

（SkySports）

移籍の噂

最初の項目で触れたThe i曰く、獲得を望む移籍候補には事欠かない。

夏にはリバプールと並んでウェストハムやニューカッスルも関心を示していたほか、あくまでも一時的なものながらバイエルンからの関心も伝えられていた。

また、エバートンはローン移籍を検討するも財政的な制約から実現不可能となってしまったが、777パートナーズの買収が実現すれば再検討される可能性あり。


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復活を期すブリュースター

停滞するキャリア

14歳からリバプール下部組織に所属し、2017年のU-17ワールドカップ得点王という活躍も含め、U-17イングランド代表で23試合20ゴールを記録するなど将来を嘱望されたブリュースター 。

経験や出場機会のためにローン移籍したスウォンジー・シティで22試合11ゴールの成績を残し、その活躍から2020年10月にシェフィールド・ユナイテッドに完全移籍。

将来の活躍を見込んだリバプールは、シェフィールド・ユナイテッドのクラブ記録となる2,350万ポンドの取引に買い戻しオプションを盛り込んだが、加入から3年経った現在までの成績は65試合5ゴール1アシスト。

数回のハムストリングの怪我に悩まされ続け、2022年10月のウェストブロム戦では65分に途中出場しながらも76分に負傷し、涙を浮かべながらベンチに下がっていった。

先日のウェストハム戦で上記のウェストブロム戦以来およそ1年ぶりとなる公式戦出場を果たすと続くフラム戦でも79分から出場し、更にU-21チームのレディング戦ではゴールも決めており、キャリアの再構築とシェフィールド・ユナイテッドの残留に向けて奮起したいところ。

恩返しを誓う

シェフィールドの地元メディア Yorkshire Liveは、ブリュースターがトレーニングでハードワークを続け、持ち前の明るさを取り戻し、うまくいかない時期を支えてくれた関係者に恩返しをしたいとコメントしたと伝えた。

『ファンや監督が支えてくれた。恩返しをしたいし、ブレイズを残留させたい。ゴールという観点から見れば、まだ始まってすらいないと言えるかもしれないが、僕にとってはハードワークを取り戻し、チームのためにプレーすることなんだ。』

『ここでの3年間でかなり成長したと思う。リカバリー、試合中の情報の取り入れ方、プレーの仕方など、ピッチ内外でそれを見てきたと監督も言っている。例えば、以前はチームに含まれていないとトレーニング中に怒って八つ当たりしていた。』

『全てを正しく行えているわけではないけど、今は監督が＂チームに含まれていないことに腹を立てるなら、そこからどうするんだ？＂と聞いてくる。もし僕が良いトレーニングをしていれば、最初から出場して試合を変えることになる。つまりは自分のためであり、チームのためでもある。』

『もし怒りを抱えたままで、金曜日に監督が伝えるであろう情報に注意を払わずに違うことをしてしまったら、それで試合に負けてしまうかもしれない。そうなれば、自分以外は誰も責められない。』

『自分が違いを生み出せるように、或いは少しでもチームの力になれるようにと願いながら見ているだけなのは辛いものだ。でも、もし自分に自信がなかったら、他の誰が自信を持てるだろう？』

『まだできる。スウォンジー、リバプール、そしてイングランドで戦った自分ならまだゴールを決められると思うし、最終的にはもっと上を目指せると思う。それこそがやりたいことだ。』

『最初のゴールが決まれば更に多くを決められると思うし、ブレイズを助けるために突き進める。』

トルコ代表

復活を目指すブリュースターに対しては、ブレイズやリバプールだけでなく、実はトルコ代表関係者も注目しており度々視察に訪れている。

世代別代表ではイングランドを選択しているが、バルバドス出身の父親とキプロス出身の母親のもとに生まれているため双方の代表チームを選択可能であることに加え、実は母方の血筋がトルコ系であることからトルコ代表も選択可能。

2022年10月のチャンピオンシップ、シェフィールド・ユナイテッド対ブラックプール戦を当時のトルコ代表監督シュテファン・クンツ氏が観戦しており、同氏は『代表チームに新たな選手を招聘するための取り組みだ。』とコメント。

そして、その試合の両チームのメンバーのうち、トルコ系選手がブリュースターのみであったとされる。

Türkiye coach Stefan Kuntz (59) watched the match Sheffield United - #Blackpool & added ️ ‘Efforts to bring in new players for our national team’ on Instagram.

Only Turkish player on both teams was Rhian Brewster.@RhianBrewster9 #MilliTakım #SUFC #SheffieldUnited pic.twitter.com/0mNcEG1Piw

— Turk Scout (@ScouTurk) October 16, 2022

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ベティスの若手スター獲得へ？

クロップが熱望

9月21日のEL・レンジャーズ戦で88分から出場しファーストチームデビュー、9月28日のグラナダ 戦でラ・リーガデビューに加え初ゴール、10月1日のバレンシア戦でラ・リーガ2ゴール目、10月5日のEL・スパルタ・プラハ戦で公式戦3戦連発となるヨーロッパカップ戦初ゴール。

正に彗星の如く現れたベティスのアサン・ディアオ(18歳)に対してリバプールが強い関心を示しており、3,000万ユーロの退団条項の支払いを厭わないとスペインメディア Fichajesが報道。

サラーの退団が迫るとも言われる中でもクロップは競争力を維持するための戦力を探しており、当然ベティスが引き留める可能性は十分にあるが、リバプールは獲得に向けて全力を尽くすつもりであるとされる。

但し、現時点でFichajes以上に具体的な関心を報じたメディアはなく、そのFichajesも長期に亘って見守る必要がある程度の内容に留まっている。

ルーツ・経歴

セネガルのヌダンガネで生まれ、スペインメディア Relevoによると3歳の時により良い生活を求めて一家でスペインに移り住む。

エストレマドゥーラ州バダホスに定住すると、CDバダホスを経て2019年に多数のプロ選手を輩出しているCPフレチャ・ネグラに加入、2020年にカディス、2021年にはベティス下部組織、2022年にはベティスB、2023年にベティスファーストチームへとステップアップ。

幼い頃から身体能力の高さは目立っていたようだが、CPフレチャ・ネグラ所属時に彼を指導したフリアン・ロペス・デ・レルマ氏はスペインメディア Estadio Deportivoにてトレーニングに励む姿勢や精神的な部分が優れていたとコメント。

『チームで最も優秀な選手の1人だったが、トレーニングへの意欲があったから今、そしてこの先の未来がある。フレチャに来た時からフィジカルはマシンのようだったが、それ以上に自分を特別視することなく、常に物事を上手く進めようとする献身性を強調したい。』

『どんな良いトレーニングを受けたとしても、本人がやらなければ上には行けない。毎年、エリートチームに行く若手の例がある。スポーツ面を見ればチームは弱体化するが、彼らを育てたという誇りがある。』

特徴

元々は中盤の選手だったが、ベティス下部組織のアイトール・マルティネス氏によって攻撃的なポジションの素質を見出され、現在の本職は左サイドのウィング。

スペインメディア Diario de Sevillaは、まだまだ磨かなければいけない原石であるとしつつも、パワー、スピード、溢れ出る力、縦への推進力など、モダン・フットボールにとって非常に重要な素質を持ち合わせていると評価。

初スタメンから3試合連続でスタメン出場+ゴールという、ベティスでは過去40年間で初となる記録を樹立するなど、生来のフィジカルの強さを活かしたゴールが多い。

独特のペースとテンポがあり、相手のバックラインの裏を突く読む力にも長けているとされながら、ボールコントロールなど技術面では改善すべき点があるとされる。

但し、上にも書いた通りの姿勢から経験豊富なチームメイトに積極的にアドバイスを求めるなど、貪欲に学び続け、日々改善に取り組んでいる。

他クラブからの関心

以前にもスペインメディア ASなどがリバプールとライプツィヒからの関心を報じたことがあるが、その際は契約を更新する前のもの。

2023年7月にベティスとの契約が更新され、現在は3,000万ユーロの退団条項がある2027年6月末までの契約を結んでいる。

ただ、スペインメディア Fichajesは、別日の記事にてレアル・マドリーも注目し始めたもののプレミアリーグクラブにとって3,000万ユーロは贈り物と言えると指摘。

CNBC Newsなどは、上に挙げた3クラブの他にチェルシーからの関心についても触れている。


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ドイツの快速FWがリストに？

獲得リストに名前がある？

ドイツメディアBildのクリスティアン・フォーク氏、今季から本格的にホッフェンハイムのトップチームに定着したマクシミリアン・バイエル（20歳）がリバプールの補強リストに名前があるとCaught Offsideのコラムにて主張。

『リバプールのリストにある別の名前は、ホッフェンハイムのマクシミリアン・バイエルだ。とても興味深いものをリバプールにもたらしてくれるだろうし、間違いなくリストに載っていると聞いている。』

『今季の最高時速は35.45km。レロイ・サネに次いでドイツでは2番目に速い。2025年までのホッフェンハイムとの契約には退団条項があると聞いている。イングランドのクラブには少し高くつくだろうが、ドイツクラブには2,000万ユーロで済む。つまり、リバプールは再びブンデスリーガを見回っている。』

『とても高額という訳ではなく、リバプールのビジネスモデルにフィットするだろう。だが、覚えておいてほしい。ブレントフォードとエバートンからの関心も本物であることを。』

ドイツ代表候補

トップチーム定着は今季からだが、17歳だった2020年にホッフェンハイム史上最年少でのブンデスリーガデビューを果たしたのち、出場機会を得るために過去2シーズンに亘ってローン移籍をしたハノーファーで68試合15ゴール7アシストを記録。

今季は、上にも書いた通りトップチームに定着したばかりであり、フル出場は1度のみながらもリーグ戦7試合で4試合連続を含む5ゴール1アシストを記録。

経験は浅く未知数な面も大きいが、速さや190cm近いサイズもあり、ドイツメディアBildが絶対的なストライカーがいないドイツ代表に招集されるのではと報道。

ウニオン・ベルリンのベーレンス、ケルンのダヴィ・ゼルケ、ハンブルガーSVのロベルト・グラツェルと合わせ、ナーゲルスマン新監督が考慮しているとされた。

挙げられた中で発表されたのはベーレンスだけだったものの、ユーロ2024開幕まで時間がないため多くのストライカーがどんどんと試される可能性があり、好調を維持できるのなら今後も招集の可能性は十分にある。

世代別の代表では、2019年にU-17代表、2021年にU-20代表、そして2023年9月にU-23代表デビューと順調に国際経験を積んでいる。

他クラブの関心とホッフェンハイムのスタンス

ブレントフォードやエバートンからの関心を伝えるメディアやファンサイトの多くがクリスティアン・フォーク氏のコメントを引用しており、具体的な接触や条件またはその他のクラブの関心などについて報じているメディアはなし。

対してホッフェンハイムがアカデミー育ちの期待の若手を失いたくないと考えるのは当然のこと。

teamTALKが＂ホッフェンハイムは長期的に所属してもらうべく新たな契約の締結に取り組んでおり、獲得を目指すクラブの関心を避けるために退団条項を増額するチャンスでもある＂としたほか、liga insiderは＂ホッフェンハイムは長期的に残留させるために全力を尽くすべき＂としている。


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偉業達成と近づく引退の日

スペイン人選手歴代最多の偉業

バルセロナでデビューを飾って以降、41歳となった23/24シーズン開幕までにクラブレベルでのUEFA主催大会で通算185試合に出場していたペペ・レイナ。

スペインメディアASなどによると、先日のヨーロッパリーグ・グループF第1節パナシナイコス戦で186試合目、先日行われた第2節レンヌ戦で187試合目となり、カシージャスが保有していたクラブレベルのUEFA主催大会に於けるスペイン人選手の歴代最多出場記録を塗り替えた。

187試合の内訳はチャンピオンズリーグ88試合、ヨーロッパリーグ76試合、インタートトカップ15試合、 ヨーロッパカンファレンスリーグ7試合、スーパーカップ1試合。

UEFAはCONMEBOL（南米連盟）とともに開催したインターコンチネンタルカップも主催大会とカウントしているため、UEFA公式ウェブサイトではカシージャスが188試合となっているが、レイナがグループF第3節マッカビ・ハイファ戦に出場すればその記録にも並ぶ。

歴代最多は197試合に出場したクリスティアーノ・ロナウドだが、ビジャレアルがグループFを2位で通過した場合はプレーオフを挟むため準決勝1st legが198試合目、そして1位で通過した場合はちょうど決勝が198試合目となり、優勝とともに歴代最多記録を樹立する可能性も十分にある。

PKストッパー

04/05シーズンにはビジャレアルで8本中5本をストップして62.5%の阻止率を記録すると、リバプールでは5/06シーズンのFAカップ決勝ウェストハム戦ではPK戦で3本止めて優勝に貢献、06/07シーズンはチャンピオンズリーグ準決勝チェルシー戦のPK戦で2本止めて決勝進出に貢献するなどPKストッパーとしての印象も強い。

更に、ナポリに所属していた2013年9月に行われたACミラン戦の61分にもPKをストップし、プロキャリア通算21回連続成功中だったバロテッリの記録を途絶えさせた。

Transfermarktの記録ではPK戦以外でのPKストップは15回あり、数多くいるGKの中で21世紀になってからは上位35人に含まれる記録。

レンヌ戦では自身のファールを取られてPKを与えるも、VARの確認による5分ほどの中断にも集中を途切らせず、90+2分に見事にストップして勝利に貢献した。

【元リバプールウォッチ】

ペペ・レイナ／ビジャレアル

ELグループF第2節ビジャレアル 1-0 レンヌ

90+2分、テリエのPKをセーブして1点を守り切った

さすが

@cristinaofrecio pic.twitter.com/FJBKYJ5Vi3

— Liverpool FC Transfer Centre (@LiverpoolTrans5) October 6, 2023

現役引退が近い

レンヌ戦後、目にうっすらと涙を浮かべながらインタビューに答えた際、現役選手としての残り時間が少なくなっているとコメント。

『残り少ないのだから、楽しまなければ。報われる時もあるし、違うシーズンにはチームに貢献したり助けたりする。フィリップ（正GKのヨルゲンセン）は大きく成長している。この勝利によって戦いに参加し、ダイナミックな変化をもたらすことができる。』

『最も嬉しいことは、チームメイトから＂君は勝利に値する＂と言われることだ。この仕事では嫌なこともあるが、今日は楽しむ時だ。この喜びはとてつもなく大きい。』

『この瞬間を、この旅に同行してくれている皆んなに捧げる。妻と子どもたちは、何よりも大切だ。』

（Movistar+ via Estadio Deportivo）

ビジャレアル公式ウェブサイトによればヨーロッパカップ戦デビューはバルセロナ所属時の2000年12月7日、UEFAカップ・ベスト32のクラブ・ブルッヘ戦。

23年を経た今も第一線で活躍し、クラブとキャリア通算で1,000試合以上に出場している。


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