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Liverpool FC Transfer Centre Another Branch

Another Branch 別支店です。ちょいと試してみたいことがあり、立ち上げました。

誘拐の実行犯と解放間近との報道


誘拐犯の特定




コロンビアの高等弁務官事務所によると、ルイス・ディアスのご両親を誘拐し、現在も父ルイス・マヌエル ・ディアス氏を拘束し続けているのは反政府武装組織「民族解放軍」(Ejercito de Liberacion Nacional、通称ELN)。

現在解放に向けた交渉中のコロンビア政府の和平団が「ELN に属する部隊による犯行であることが公式見解である」と認めた。

先週土曜日、ご両親が故郷バランカスの町のガソリンスタンドにて突如バイクに乗った武装集団に誘され、警察がすぐに周囲の道路を封鎖する措置を取ったことでお母様は救出されたが、現在もお父様の行方が分かっておらず、町から程近いベネズエラとの国境を越える可能性も考慮して 警察や特殊部隊による国境の山林地帯などでの捜索が続けられていた。

コロンビアの武装組織といえば2017年に武装解除した FARC(コロンビア革命軍)のイメージが強いという方も多いと思われるが、公安調査庁のホームページによると1965年から活動する ELN はその FARC に次ぐ規模。

60年近くに亘る争いを終わらせるべく、コロンビア政府との和平交渉の一環として8月に半年間の停戦に合意した直後の犯行に対し、同国のルイス・フェルナンド・ベラスコ内相は強い口調で批判。

『これは停戦違反である。もちろん和平プロセスを危険にさらすものだ。』



数時間中に解放へ?


コロンビアメディア EL TIEMPO は、ELN がルイス・マヌエル・ディアス氏の数時間中の解放に向けて調整中であることや、警察は早い解放を期待して声明を出さずに様子を見ていると報道。

ロイター通信などによれば、和平団を率いるオッティ・パティ ーニョ氏は下記の通りにコメント。

『10月28日にラ・グアヒラ県バランカスで発生したルイス・マヌエル・ディアスとシレニス・マルランダ誘拐事件は、ELNに属する部隊によって実行されたことを公式に知らされた。マルランダ夫人は数時間後に解放されたが、選手の父親は5日間誘拐されたままである。』

『ELN との和平交渉のための国民政府の代表団として、我々はルイス・ディアス選手とその家族、国全体、そして世界中にいる何百万人もの同選手のフォロワーとの連帯を表明する。我々はELNに対し、直ちにルイス・マヌエル・ディアス氏を解放するように求める。 彼の生命と無傷であることを確保する全責任は彼らにある。』

『誘拐は犯罪であり、国際人道法に違反しており、和平プロセスを構築する義務は(誘拐などの犯罪)を止めるだけでなく、永遠に排除することであることを ELN に思い出させるつもりだ。』



ELN は知らなかった?


また、同じくコロンビアメディア Semana は、攫ったのは ELN に関係するグループだが、ELN 側の交渉担当曰く誘拐事件にそのグループが関与していることは知らず、数時間前にその情報を手に入れたばかりのようだとしている。

コロンビア北部で活動するグループによる関与を知った ELN と政府代表団との間で会談が行われ、その会談にて ELN の関与が政府の交渉担当者に伝わり、即時解放を求める声明がグスタボ・ペトロ政権によって発表されることが決定。

但し、同メディアはもしも本当に自身に関係のあるグループから関与を知らされていなかったのなら、独断で動いたそのグループが解放命令に従わない可能性もあるのではないかと書いているが、ELN がこの種の犯罪行為に対して知らないと述べながらもその事実を十分に理解していたと判明するケースが多々あるため、知らなかったはずはないであろうとも主張。

いずれにせよ、ELN は解放指示を命令したことと政府からも要請されていることを認めている。



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